能代市で注文住宅を建てる前に知っておきたいポイント
能代市は秋田県の北西部に位置し、日本海に面した港町です。
能代市で新築の注文住宅を建てるとしたら、どのようなことに注意すべきでしょうか?
この記事では、能代市で注文住宅を建てる前に知っておきたいポイントをご紹介します。
能代市の注文住宅の費用感
注文住宅の費用は、土地代、建物代、外構代などに分けることができます。
建物代は建物の規模や構造、仕様、設備などによって変わりますが、2019年度時点での国土交通省の建築着工統計調査によると、居住専用住宅にかかった建築費用の全国平均は1坪あたり約68万円程度です。
一方、能代市では1坪あたり約56万円程度というデータでした。
2021年頃からのウッドショックの影響などで全国的な資材高騰などもあったため、それらの影響も考慮すると、30坪の注文住宅を建てるとしたら建物代だけで約2,000万円前後が目安として考えられます。
土地代については、同じ能代市でもエリアによって大きく異なります。
また、形状、地目などによって変わるものでもありますが、2023年の公示地価を見ると、能代駅から約1.5kmの場所にある松美町付近は約5万6千円/坪でした。
一方、能代市の市街地から離れたエリアで、山本郡三種町との境にある檜山町付近は約1万2千円/坪となっています。
仮に、建ぺい率60%の土地に30坪の注文住宅を建てるとした場合、土地の広さは50坪程度必要となりますので、この試算で考えると例えば松美町エリアに50坪程度の土地を購入するとしたら、約300~400万円ほどかかるということになります。
外構代は、駐車場や庭、塀などの造成費用ですが、これも規模や仕様によって変わります。
一般的には建物代の約1割程度と言われていますので、建物代が2,000万円前後だとしたら、外構代は約200万円程度かかるということになります。
以上のことから、能代市で30坪の注文住宅を建てる場合の全体費用は約2,500~2,700万円程度になると見積もることができます。
ただし、これはあくまで目安であり、実際には個々の希望や条件によって変動することがあります。また、諸経費や家具家電費なども別途必要です。
そのため、注文住宅を建てる際は、しっかりと予算を計画し、複数の住宅会社から見積もりを取って比較することが重要です。
能代市で注文住宅を建てる場合の流れ
注文住宅を建てる場合の流れは以下のようになります。
- 自分たちの理想や要望を確認する
初めに、家族構成や生活スタイル、間取りや設備の希望などはありますか?
これらの理想や要望が明確になっていると、後々スムーズな家づくりがしやすいです。
もちろん、この時点で明確になっていなくても、家づくりの相談を重ねていくことで自分たちに合うプランを様々に提案してくれる住宅会社もあるので、もしあれば程度で大丈夫です。
SNS等で見つけた理想のお家の例を保存しておくのも良いでしょう。
- 土地探し
次に土地探しをします。自分たちが暮らしたいエリアや予算に合った土地を探すことが必要です。
前述したように、同じ能代市でもエリアによって土地の価格が大きく異なるため、自分たちの生活スタイルやお子様の学区などを考慮しながら探すことも重要になってきます。
また、土地には種類があり、住宅用地と非住宅用地など、土地の条件や法律があるので注意しましょう。
ここまで書くと、土地探しは難しいもの、と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、注文住宅を建てるのに適した土地探しを安心して進めるには、まずは住宅に適した土地選びと建築のプロである住宅会社に相談してみることが一番の近道だと思います。
- 住宅会社選び
相談する住宅会社を選びます。
能代市を施工エリアとしている住宅会社は2023年12月現在で15社以上あるため、自分たちの希望や理想が叶う住宅会社を選ぶことが大切です。
住宅は建てて終わりではなく、建てた後も安心して長く住み続けることができるよう、住宅自体の性能はもちろんのこと、建てた後のアフターサービスや保証の充実度も確認しましょう。
また、現在はホームページ上で施工事例を公開している住宅会社も多く、その住宅会社が得意とするデザインやお家の雰囲気も自由に見ることができるので、こちらも参考になると思います。
資料請求をすることで、ホームページ上には掲載されていない情報を得られる場合もありますので、そちらを利用してみるのも良いでしょう。
また、複数の住宅会社から見積もりやプランを提案してもらい、比較検討することも重要です。
- 住宅ローンの検討
ある程度プランや金額が決まったら、住宅ローンの検討も必要です。自分がどれくらい借入することができるのかを把握しておく必要があります。
住宅ローンの検討については、住宅会社から提案やサポートを受けられるケースが多いです。
ただし、土地も建物もまだ何も決まっていなかったり、住宅ローンの詳細について教えてもらっていないにもかかわらず、住宅ローンについての事前審査申込を勧めてくるような住宅会社には注意が必要です。
事前審査には通りやすいタイミングや状況があり、それらが考慮されていない中で審査をしてしまうと、落ちてしまう可能性だけでなく、無駄に個人信用情報に履歴が残ってしまい、別の金融機関で審査を申し込んでも通りづらくなってしまうことがあります。
「とりあえず審査」ではなく、自分たちの状況をしっかりと把握したうえで、審査のタイミングも考慮してくれるような信頼できる住宅会社を選びましょう。
- 契約に向けて
住宅会社が決まったら、建築のための契約をします。
自分たちの理想や要望を伝えながら、間取りや外観、仕様や設備などを決めていきます。
設計図や見積書などを確認し、納得したら契約を結びましょう。
- 着工準備
設計契約が終わったら、着工準備をします。
建築確認申請や金融機関との融資手続きなどを行います。また、建物の位置や高さなどを確認する基礎検査も行われます。
- 基礎工事から外構工事まで
着工準備が整ったら、いよいよ工事が始まります。基礎工事から上棟、内装工事、外構工事などが順次行われます。
- お引渡し
工事が完了し、引き渡し前の検査が終わったら、いよいよお家の引き渡しとなります。
もしも住み始めてから気づいた不具合などがあれば、住宅会社に連絡して対応してもらいましょう。
注文住宅を建てる場合は、土地探しから引き渡しまでに約1年から1年半ほどかかることが多いです。
その間には様々な決断や手続きが必要になります。そのため、注文住宅でお家を建てたいと思っている方は、余裕を持って計画的に進めることが大切です。
注文住宅で人気のある間取り
注文住宅では、自分たちの理想や要望に合わせて間取りを自由に決めることができます。しかし、その反面、選択肢が多すぎて迷ってしまうこともあります。
そこで、能代市の注文住宅で人気のある間取りの傾向や特徴についてご紹介します。
- LDK(リビング・ダイニング・キッチン)は広く開放的に
注文住宅では、家族のコミュニケーションや来客の対応などを行うLDKを広く開放的にすることが多いです。
LDKは家の中心となる空間であり、明るく快適に過ごせるようにすることが重要です。
LDKの広さは、家族構成や生活スタイルによって変わりますが、一般的には4人家族で住む場合は16~20帖程度が目安となるようです。
また、吹き抜けやスケルトン階段、窓などの配置やデザインにも工夫をすることで、より開放感や高級感を演出することができます。
能代市でのマスターピースの事例とはなりますが、1階にはLDKの他に1部屋設ける間取りをリクエストされるお客様が多いです。
- パントリーでキッチン周りをすっきり見せる
保存のきく商品や調味料、食器や日用品など、キッチンまわりでよく使うものをたくさん収納しておけるキッチンパントリー。
こちらも能代市でのマスターピースの事例とはなりますが、リクエストされるお客様が多い間取りです。
キッチンの背面に設けるパターンや、キッチンに対して横並びに設けるパターン、ウォークインタイプのパターンなど、様々な配置方法が考えられますが、いずれのパターンでもキッチンからのアクセスがしやすいかどうかを念頭において配置を考えるとよいでしょう。
特に、パントリーに調味料や日々のお料理で頻繁に使うものを収納したい場合は、手をのばせばすぐに取り出すことができるような距離感も重要です。
- ファミリークローゼット+ランドリールームでお洗濯をラクに
洗濯機置き場のすぐそばに物干しスペースを設けることで、洗濯が終わったらその場で干せるランドリールームとする間取りも人気です。
さらに、乾いた家族みんなの洗濯物をその場で畳んでしまうことができるファミリークローゼットも併設することで、お洗濯→干す→畳む→しまうが一か所で済むので、日々のお洗濯の作業効率が格段に上がります。
- 風除室を設ける
能代市では冬は特に日本海側特有の北西の強い季節風が吹くため、風除室を設けるご家庭が多いです。
風除室を設けることで、玄関ドアの開閉などから発生する冷たい外気の流入を防いで、室内の暖かさを安定させることができます。
また、風除室の広さにもよりますが、雪寄せ道具の収納場所やアウトドア用品など、外で使うものを収納しておけるのも便利です。
- 土間続きの玄関クローゼット
風除室を設けない場合は土間続きの玄関クローゼットがとても便利です。
外で使用して汚れた雪寄せ道具をそのまま玄関に置いておけたり、雪寄せ道具以外にも趣味のアウトドア用品やお子様のベビーカー置き場としたり、家族の冬物アウターをかけておく場所など幅広い用途で使われる人気の間取りです。
注文住宅のアフターサービスや保証について
注文住宅では、建てるだけでなく、住み始めてからも安心して暮らせるようにすることが大切です。
そのため、注文住宅のアフターサービスや保証についてもしっかりと確認することが重要です。
- アフターサービスは定期的な点検や修理などを行うサービスです。住宅会社によってアフターサービスの内容や期間などが異なります。一般的には引き渡し後10年間のうち3~5回の無料点検を定めている会社が多いようです。アフターサービスによって建物の劣化や不具合などを早期に発見して対処することで、修繕費用を小さく抑えることができます。
- 保証は住宅会社が建物の品質や性能に対して責任を負う制度です。住宅会社によって保証の種類や期間などが異なりますが、住宅瑕疵保証についてはどの住宅会社にも法律で義務付けられています。住宅瑕疵保証は新築住宅の引き渡し後10年間、基礎や柱などの構造耐力上の主要な部分や、屋根や外壁など雨水の侵入を防止する部分に欠陥や不具合が見つかった場合の無料補償制度です。
その他にも、住宅の設備機器に対して10年間修理無料の保証をしている住宅会社もあり、エアコンや水回りなどに不具合があれば期間中は何度でも修理・交換ができます。
以上が、能代市で注文住宅を建てる前に知っておきたいポイントです。
注文住宅は自分たちの理想や要望に合わせて自由にカスタマイズできる魅力的な住まいですが、その分費用や手間もかかります。
そのため、注文住宅を建てる際は、しっかりと計画を立て、信頼できる住宅会社と協力して進めることが大切です。
まとめ
もし、能代市で注文住宅を建てることを検討している方がいらっしゃいましたら、ぜひ地元の住宅会社「マスターピース」にご相談ください。
マスターピースは、秋田県内で約1,500棟以上の豊富な施工実績を持つ住宅会社です。
これまでに蓄積されたノウハウを元に、お客様の希望や予算に応じて、熟練の職人たちが手掛けた高品質・高性能な注文住宅を提供します。
また、マスターピースには住宅ローンアドバイザーが複数在籍しており、お客様のご状況をしっかりと把握したうえで、ベストなタイミングで住宅ローンの審査についてアドバイスができます。
さらに、マスターピースは25年間毎年無料の定期アフター点検と、10年間修理無料の住宅設備機器保証を行っております。
25年という定期点検期間を過ぎた後も、気になる点やご不安な点をいつでもご相談いただける、アフター点検専門のグループ会社を有しており、万全のサポート体制で建てた後のお客様の暮らしを一生涯守り続けます。
注文住宅事例や品質・保証について詳しく知りたい方は、マスターピースのホームページをご覧ください。