横手市で注文住宅を建てる前に知っておきたいポイント
横手市は秋田県の南部に位置し、農業が盛んで芸術文化に恵まれた街です。
横手市で新築の注文住宅を建てるとしたら、どのようなことに注意すべきでしょうか?
この記事では、横手市で注文住宅を建てる前に知っておきたいポイントをご紹介します。
横手市の注文住宅の費用感
横手市は秋田県の中でも、1棟あたりの延床面積が広い傾向にあります。つまり、大きめのお家を建てる傾向にあるということです。
国土交通省の建物着工統計調査によると、2019年度に秋田県内で着工された居住専用住宅のうち、秋田市の1棟あたりの平均延床面積が33.47坪なのに対し、横手市では35.80坪という結果で、秋田県内の25市区町村のうち6番目に広い平均延床面積でした。
注文住宅の費用については、土地代、建物代、外構代などによって大きく変わります。一般的に、注文住宅は規格住宅や建売よりも高くなる傾向がありますが、その分、自分たちの理想に近い家を建てることができます。
建物代は建物の規模や構造、仕様、設備などによって変わりますが、2019年度の国土交通省の建築着工統計調査によると、居住専用住宅にかかった建築費用の全国平均は1坪あたり約68万円程度です。
一方、横手市では1坪あたり約53万円程度というデータでした。2021年頃からのウッドショックの影響などで全国的な資材高騰などもあったため、それらの影響も考慮すると、35坪の注文住宅を建てるとしたら建物代だけで約2,100万円前後が目安として考えられます。
土地代は、同じ横手市でもエリアによって大きく異なります。
例えば2023年の公示地価を見ると、横手駅近くの婦気大堤付近は約7万9千円/坪でした。一方、増田町付近は約2万7千円/坪となっています。
仮に、婦気大堤エリアに建ぺい率60%の土地があり、そこに35坪の注文住宅を建てるとした場合、土地の広さは60坪程度必要となります。
このことから、横手市の婦気大堤エリアで60坪の土地を購入するとしたら、約500~600万円前後が目安となります。もちろん、立地条件や形状などによって個々の物件で価格は変動しますので、参考程度にお考えください。
外構代は、駐車場やカーポート、庭、塀などの造成費用ですが、これも規模や仕様によって変わります。
一般的には建物代の約1割程度と言われていますので、建物代が約2,100万円前後だとしたら、外構代は約210万円かかるということになります。ただし、業者によっても費用が変わってきますので、詳しくは住宅会社に問い合わせた方がよいでしょう。
以上のことから、横手市で35坪の注文住宅を建てる場合の全体費用は約2,800~2,900万円程度になると見積もることができます。
ただし、これはあくまで目安であり、実際には個々の希望や条件によって変動することがあります。また、消費税や諸経費も別途必要です。
そのため、注文住宅を建てる際は、しっかりと予算を計画し、複数の住宅会社から見積もりを取って比較することが重要です。
横手市で注文住宅を建てる場合の流れ
注文住宅を建てる場合の流れは以下のようになります。
- 自分たちの理想や要望を確認する
初めに、家族構成や生活スタイル、間取りや設備の希望などはありますか?
これらの理想や要望が明確になっていると、後々スムーズな家づくりがしやすいです。
もちろん、この時点で明確になっていなくても、家づくりの相談を重ねていくことで自分たちに合うプランを様々に提案してくれる住宅会社もあるので、もしあれば程度で大丈夫です。
SNS等で見つけた理想のお家の例を保存しておくのも良いでしょう。
- 土地探し
次に土地探しをします。自分たちが暮らしたいエリアや予算に合った土地を探すことが必要です。
前述したように、同じ横手市でもエリアによって土地の価格が大きく異なるため、自分たちの生活スタイルやお子様の学区などを考慮しながら探すことも重要になってきます。
また、土地には種類があり、住宅用地と非住宅用地など、土地の条件や法律があるので注意しましょう。
ここまで書くと、土地探しは難しいもの、と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、注文住宅を建てるのに適した土地探しを安心して進めるには、住宅に適した土地選びと建築のプロである住宅会社にまずは相談してみることが一番の近道です。
- 住宅会社選び
相談する住宅会社を選びます。横手市を施工エリアとしている住宅会社は2023年10月現在で15社以上あるため、自分たちの希望や理想が叶う住宅会社を選ぶことが大切です。
住宅は建てて終わりではなく、建てた後も安心して長く住み続けることができるよう、住宅自体の性能はもちろんのこと、建てた後のアフターサービスや保証の充実度も確認しましょう。
また、現在はホームページ上で施工事例を公開している住宅会社も多く、その住宅会社が得意とするデザインやお家の雰囲気も自由に見ることができるので、こちらも参考になると思います。
資料請求をすることで、ホームページ上には掲載されていない情報を得られる場合もありますので、そちらを利用してみるのも良いでしょう。
また、複数の住宅会社から見積もりやプランを提案してもらい、比較検討することも重要です。
- 住宅ローンの検討
ある程度プランや金額が決まったら、住宅ローンの検討も必要です。自分がどれくらい借入することができるのかを把握しておく必要があります。
住宅ローンの検討については、住宅会社から提案やサポートを受けられるケースが多いです。
ただし、土地も建物もまだ何も決まっていなかったり、住宅ローンの詳細について教えてもらっていないにもかかわらず、住宅ローンについての事前審査申込を勧めてくるような住宅会社には注意が必要です。
事前審査には通りやすいタイミングや状況があり、それらが考慮されていない中で審査をしてしまうと、落ちてしまう可能性だけでなく、無駄に個人信用情報に履歴が残ってしまい、別の金融機関で審査を申し込んでも通りづらくなってしまうことがあります。
「とりあえず審査」ではなく、自分たちの状況をしっかりと把握したうえで、審査のタイミングも考慮してくれるような信頼できる住宅会社を選びましょう。
- 契約に向けて
住宅会社が決まったら、建築のための契約をします。自分たちの理想や要望を伝えながら、間取りや外観、仕様や設備などを決めていきます。設計図や見積書などを確認し、納得したら契約を結びましょう。
- 着工準備
設計契約が終わったら、着工準備をします。建築確認申請や金融機関との融資手続きなどを行います。
また、建物の位置や高さなどを確認する基礎検査も行われます。
- 基礎工事から外構工事まで
着工準備が整ったら、いよいよ工事が始まります。基礎工事から上棟式、内装工事、外構工事などが順次行われます。
- お引渡し
工事が完了し、引き渡し前の検査が終わったら、いよいよお家の引き渡しとなります。
もしも住み始めてから気づいた不具合などがあれば、住宅会社に連絡して対応してもらいましょう。
注文住宅を建てる場合は、土地探しから引き渡しまでに約1年から1年半ほどかかることが多いです。
その間には様々な決断や手続きが必要になります。そのため、注文住宅でお家を建てたいと思っている方は、余裕を持って計画的に進めることが大切です。
注文住宅で人気のある間取り
注文住宅では、自分たちの理想や要望に合わせて間取りを自由に決めることができます。
しかし、その反面、選択肢が多すぎて迷ってしまうこともあります。
そこで、横手市の注文住宅で人気のある間取りの傾向や特徴についてご紹介します。
- LDK(リビング・ダイニング・キッチン)は広く開放的に
注文住宅では、家族のコミュニケーションや来客の対応などを行うLDKを広く開放的にすることが多いです。
LDKは家の中心となる空間であり、明るく快適に過ごせるようにすることが重要です。
LDKの広さは、家族構成や生活スタイルによって変わりますが、一般的には4人家族で住む場合は14~18帖程度が目安となるようです。
また、LDKは吹き抜けやスケルトン階段、窓などの配置やデザインにも工夫をすることで、より開放感や高級感を演出することができます。
また、リビングに続き間を設け、リビング兼部屋の役割を持たせる工夫も有効です。
- リビングの他に1階に1部屋設ける
マスターピース横手店では、1階リビングにプラス1部屋で、3~6帖のちょっとしたキッズスペース兼客間を設けた間取りのご要望をいただくことが多いです。
例えば、リビングの続き間として設けると、普段は間仕切りを開け放つことでリビングを広く見せることができます。
また、来客時には仕切ることで客間としてのプライベートな空間が即時にできあがります。
このように、臨機応変にフレキシブルな使い方ができる間取りが人気です。
- 将来を見据えたホール階段
間取りを考える際、リビング階段にするか、ホール階段にするかの2択で迷う方も多いのではないでしょうか。
マスターピース横手店では、ホール階段のご要望が多いです。
両者それぞれにメリット・デメリットがありますが、リビングでの生活音が2階に響きづらいことから、ホール階段を選択される方もいらっしゃいます。
また、将来のことを考えて2世帯住宅にしたい場合も、ホール階段にしておくことで1階と2階での生活の分離がしやすいため、そういった点もホール階段のメリットと言えるでしょう。
- 子供部屋は成長に合わせて
注文住宅では子供部屋を成長に合わせて変化させることができる間取りも人気です。
子供部屋の広さは一般的には4.5~6帖前後となることが多いようですが、例えば子供が小さいうちは10帖の1部屋として、家族みんなで広々と川の字で眠れる寝室として利用し、子供が成長したら部屋を仕切って5帖2部屋にして、片方を子供部屋するなどのパターンがあります。
- ファミリークローゼット+ランドリールームでお洗濯をラクに
洗濯機置き場のすぐそばに物干しスペースを設け、洗濯が終わったらその場で干せるランドリールームとする間取りも人気です。
さらに、乾いた家族みんなの洗濯物をその場で畳んでしまうことができるファミリークローゼットも併設することで、お洗濯→干す→畳む→しまうが一か所で済むので、日々のお洗濯の作業効率が格段に上がります。
- 雪寄せ道具も収納できる土間続きの玄関クローゼット
日本有数の豪雪地帯である横手市では、雪寄せ道具の収納場所も考えておく必要があります。
外で使用して汚れた雪寄せ道具をそのまま玄関に置いておける土間続きのクローゼットはとても便利で、雪寄せ道具以外にも趣味のアウトドア用品やお子様のベビーカー置き場、家族の冬物アウターをかけておく場所など幅広い用途で使われる人気の間取りです。
注文住宅のアフターサービスや保証について
注文住宅では、建てるだけでなく、住み始めてからも安心して暮らせるようにすることが大切です。
そのため、注文住宅のアフターサービスや保証についてもしっかりと確認することが重要です。
- アフターサービスは定期的な点検や修理などを行うサービスです。住宅会社によってアフターサービスの内容や期間などが異なります。一般的には引き渡し後10年間のうち3~5回の無料点検を定めている会社が多いようです。アフターサービスによって建物の劣化や不具合などを早期に発見して対処することで、修繕費用を小さく抑えることができます。
- 保証は住宅会社が建物の品質や性能に対して責任を負う制度です。住宅会社によって保証の種類や期間などが異なりますが、住宅瑕疵保証についてはどの住宅会社にも法律で義務付けられています。住宅瑕疵保証は新築住宅の引き渡し後10年間、基礎や柱などの構造耐力上の主要な部分や、屋根や外壁など雨水の侵入を防止する部分に欠陥や不具合が見つかった場合の無料補償制度です。
その他にも、住宅の設備機器に対して10年間修理無料の保証をしている住宅会社もあり、エアコンや水回りなど期間中は何度でも修理・交換ができます。
以上が、横手市で注文住宅を建てる前に知っておきたいポイントです。
注文住宅は自分たちの理想や要望に合わせて自由にカスタマイズできる魅力的な住まいですが、その分費用や手間もかかります。
そのため、注文住宅を建てる際は、しっかりと計画を立て、信頼できる住宅会社と協力して進めることが大切です。
まとめ
もし、横手市で注文住宅を建てることを検討している方がいらっしゃいましたら、ぜひ地元の住宅会社「マスターピース」にご相談ください。
マスターピースは、秋田県内で約1,500棟以上の豊富な施工実績を持つ住宅会社です。
これまでに蓄積されたノウハウを元に、お客様の希望や予算に応じて、熟練の職人たちによる手で高品質・高性能な注文住宅を提供します。
また、マスターピースには住宅ローンアドバイザーが複数在籍しており、お客様のご状況をしっかりと把握したうえで、ベストなタイミングで住宅ローンの審査についてアドバイスができます。
さらに、マスターピースは25年間毎年無料の定期アフター点検と、10年間修理無料の住宅設備機器保証を行っております。
25年という定期点検期間を過ぎた後も、気になる点やご不安な点をいつでもご相談いただける、アフター点検専門のグループ会社を有しており、万全のサポート体制で建てた後のお客様の暮らしを一生涯守り続けます。
注文住宅事例や品質・保証について詳しく知りたい方は、マスターピースのホームページをご覧ください。